さいごのしごと。
市川準 「最後の仕事」
ある飲料会社のCF、絵コンテを残して師は逝かれました。
今日、残されたものたちで、撮り終えました。
「市川組、解散。」
撮り終えた瞬間に市川さんの代行を務めた彼はいさぎよく言い放った。
・・・むしろ清々しく。誠意を込めて。
丁寧に、丁寧に、師の最後の仕事をやり遂げました。
撮影部も、照明部も、美術部も、録音部も、制作部も、そして彼(演出部)も。
・・・でも、たぶん、みんな、ほんとうは「終わってしまうことが悲しすぎるので終わりたくない」
というきもちだったとおもいます。
でも、
「市川組、解散。」
です。
「卒業」という感覚の方が、近いきもちかもしれません。
それだけ、市川さんには、たくさんの、「ものごと」を教わりました。
東京の、おやじみたいな感じでもありました。
わがままで、でも憎めなくて、みんな周りの人は市川さんの為になぜかつくしたくなっちゃう、
そんなヒトでした。
ありがとうございました。市川さん。そして、
おつかれさまでした。 市川さん。